むくみは女性にとっての天敵です。
顔のむくみなどは特にそうだと思います。
しかし、男性も甘くみてはいけません。

むくみは皆さんの健康にも大きく影響しているのです。
今回はむくみの恐さについて書いてみたいと思います。

まずはむくみのチェックをしてみましょう。
すねの骨の内側を3本の指で5秒間強めに押してみてください。
いかがでしょうか。
くぼみが残りすぐに肌が元に戻らない方は要注意のサインです。

靴下を履いていて脱いだときに跡がくっきりとついているのも実はむくみの一つです。

顔のむくみも気になりますが、足のむくみには病気が潜んでいるかもしれません。

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むくみは重力の影響を受ける

そもそもむくみとは、静脈やリンパの流れが悪くなり毛細血管から水分が染み出した状態のことを言います。

足がむくみやすいのは、血液を心臓に運ぶ静脈の流れが重力の影響を受けるためです。

朝に顔がむくむのは、日中に下半身に溜まった水分が夜に寝て横になることで顔に流れてしまうからです。
特にうつ伏せで寝てしまうと、顔に水分が溜まりむくみやすいので注意が必要です。

ふくらはぎの筋肉がむくみを防ぐ

むくみはは重力が原因なのです。

例えば2時間座っただけで、膝から下の足のむくみは多い人では400ml近くにもなります。
むくみを感じない方は50ml程度と少ない場合もあります。

このむくみの差はどこからくるのか。
実はふくらはぎにポイントがあります。
ふくらはぎの筋肉は収縮することにより静脈を圧迫し血液を早く押し流します。
ふくらはぎの筋肉がポンプの役割を果たしているのです。

ふくらはぎの筋肉が活発であるほど、足のむくみは少なくなります。
これは運動不足であるほど、足はむくみやすくなってしまうのです。
普段からの運動は健康の様々なところに影響を及ぼすのですね。

日頃のエクササイズを大切にしたいですね。

塩分のとりすぎがむくみにつながる

次にむくみ防止のために心がけるべきことは塩分をとりすぎないことです。

塩分のとりすぎは、体内では血中の塩分濃度を薄めようと組織や細胞から水分がひきこまれ血液分が増加します。
これがむくみにつながります。

足のむくみに現れる三つの病気に注意しよう!

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ただしむくみの多くは生理的な現象なので健康を害するわけではありません。
注意すべきむくみは、跡がくっきりと残りなかなか元に戻らないむくみです。

これは病気が潜んでいるかもしれません。
主に三つの病気に気をつける必要があります。

ひとつめは、下肢静脈瘤です。
これは足が腫れ変色や痛みなどを引き起こす病気です。
弁が壊れ血液が逆流し静脈が膨らんでしまいます。
進行が遅く気づきづらいのが特徴です。

下肢静脈瘤の場合は、普通のむくみと違い足の重だるさがあるのも特徴です。

二つ目は腎臓病です。
足のむくみと思っていたら、それは腎臓病からくるものの場合もあります。
足のむくみだけでなく、体重が増える、尿が泡立つなどが見られたら病気かもしれないと疑った方がいいかもしれません。

三つ目が心臓病です。
悪化して心不全になると足だけではなく、肺もむくんでしまうことがあります。
肺がむくむと、咳もでてきます。

寝ているときに特に咳が出やすくなる特徴があります。
原因は寝ることで肺に血液が溜まることにあります。

足のむくみが続き気になる場合は、放置せずに医師へ相談して早期発見につなげましょう。

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