立ちくらみは思わぬときに突然くらっときます。
お風呂に長い間浸かっていて、立ちくらみを経験した方も多いと思います。
目の前が真っ白になるだけではなく、ひどいときには気を失ってしまうこともあります。

立ちくらみの症状は20〜30代の女性に多くみられます。
また年齢を重ねるごとにその割合は増え、高齢者の20%はその症状が見られると言われています。

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立ちくらみとは?

そもそも立ちくらみとは何なのでしょうか。
簡単に言うと脳に血液が十分に行き渡っていない状態のときに起こります。

健康な人は脳に血液が足りなくなったら、即座に血液を脳に送れます。
しかし、立ちくらみを起こしやすい人は血液を上まですぐに送れなくなっているのです。
そのため立ちくらみの症状が起こります。

貧血な方が起こりやすいのはよく知られています。
他にも低血圧の方や、自律神経の乱れている方も立ちくらみが起こりやすくなります。

立ちくらみを予防するためには、低血圧の状態を避けることと自律神経を整えることが大切です。

ここではその予防法を紹介したいと思います。

早寝早起き

まずは規則正しい生活を送りましょう。
早寝早起きを心がけて、睡眠を十分にとることが大切です。

生活が乱れると、それと同時に自律神経も乱れやすくなります。

ゆっくり動く

寝ている状態から、急に身体を起こさないようにします。
特に朝起きたときには注意が必要です。

立ちくらみがひどい方の場合は、起きてからしばらくは、ボーッとしましょう。
そして、ゆっくりと身体を動かし始めると症状が起きにくくなります。

高齢者の場合は、夜中にトイレに起きたときに立ちくらみが起こることがあります。
冬など寒い季節のときには、トイレを暖かくしておくことも大切です。

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適度な運動

血液の流れを良くするためには、血液を流すだけの筋肉が必要です。
細い女性に立ちくらみの症状が出やすいのには、筋肉量の不足も考えられます。

適度な運動を心がけて筋肉をつけましょう。

立ちくらみが出やすい方は、急激な運動は危険です。
ゆっくりと体を動かしながら、少しずつ可能な範囲で負荷を上げてください。

また、きつめのストッキングやはらまきは筋肉の手助けをしてくれます。
上半身まで血液が流れやすくなりますので、是非活用してみてください。

朝の入浴

血液の流れを良くするためには、朝の入浴も効果的です。

しかし、お風呂の浸かり方には注意が必要です。
熱いお湯に浸かると結果的に血圧が下がってしまいます。
暖かいと感じる程度の温度で、ゆっくりと身体を暖めてください。
無理のない程度で、時間をかけて身体の内部まで暖めることがポイントです。

同様に、全身浴も血圧を下げることにつながります。
腰までなど、浅めのお風呂に浸かって身体を暖めましょう。

立ちくらみの症状が出やすい方は、お風呂から上がるときはゆっくりと動くように注意してください。

水分補給

身体の中の水分量が足りなくなると、それに伴い血液量も減少します。

夏だけでなく、冬であっても水分補給は心がけるようにしてください。

いかがでしたでしょうか。
これらの対策はいずれも日常生活で簡単に取り入られるものばかりですので、是非取り入れてみてください。

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