風に吹かれて(Blowin' in the Wind)は、ボブ・ディランのセカンド・アルバム「フリーホイーリン・ボブ・ディラン(1963年)」に収録されている楽曲です。

今ではあまり知られていませんが「フリーホイーリン・ボブ・ディラン」発売直後に、風に吹かれて(Blowin' in the Wind)はピーター・ポール&マリーによってカバーされシングル発売されました。
このピーター・ポール&マリー版が大ヒットしたため、当時の人たちにとっては「風に吹かれて(Blowin' in the Wind)と言えばピーター・ポール&マリー」のイメージが強いそうです。

これは当時人気のあったピーター・ポール&マリーにボブ・ディランの曲を歌わせることで、ボブ・ディランにも人気を付けたいという狙いもあったそうです。
今ではもちろん「ボブ・ディランの風に吹かれて」として世界中に知られていますね。
ちなみにボブ・ディラン版も、ピーター・ポール&マリー版もこの曲はグラミーの殿堂入りを果たしています。

ここでは、ボブ・ディランの風に吹かれて(Blowin' in the Wind)だけでなく様々なミュージシャンによるカバーを紹介したいと思います。
演奏するアーティストによって曲の雰囲気も変わってくるのも、カバーの楽しみの一つでもありますね。

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ボブ・ディランの風に吹かれて(Blowin' in the Wind)

まずはボブ・ディランの風に吹かれてです。
フォークファンだけではなく、様々な人たちに影響を与えた不滅の傑作です。
ボブ・ディランのボーカル・ハーモニカ・ギターがシンプルながらも心に突き刺さる奥深いサウンドです。

アメリカでは、公民権運動のテーマソングにもなっています。

ピーター・ポール&マリーの風に吹かれて(Blowin' in the Wind)

発売当初はこちらのピーター・ポール&マリーの風に吹かれてがアメリカではヒットしました。
ボブ・ディランの曲よりも、暖かみのあるサウンドで綺麗なハーモニーが奏でられています。

世界中で最も愛されたフォーク・トリオのこのバージョンも是非聴いてみてください。

ニール・ヤング&クレイジー・ホースの風に吹かれて(Blowin' in the Wind)

ニール・ヤングのファンにとっては、この「風に吹かれて」が一番馴染みがあるかもしれません。
1991年のライヴ・アルバムからの1曲です。
重厚感あふれるサウンドで、まさに風が吹いているようなギターが聴けます。

RCサクセションの風に吹かれて(Blowin' in the Wind)

日本からはRCサクセションの風に吹かれてです。
「反戦・反核」の意訳詞をつけたカバー集で、忌野清志郎さんのメーッセージがダイレクトに伝わる曲ばかりです。
原曲とは異なりますが、清志郎ワールド全開の「日本語の風に吹かれて」が聴けます。

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