東京都日野市は新撰組のゆかりの地です。
2004年に放送された大河ドラマ「新撰組!」でさらに注目を浴びました。
新撰組を使った町おこしは残念ながら成功しませんでしたが、日野には新撰組にまつわるものが数多くあります。

その中でも高幡不動尊にある土方歳三の像は必見です。

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土方歳三像


新撰組の副長であった土方歳三は日野出身の人物です。
土方歳三はこの銅像が建てられている高幡不動で若い頃に剣術の稽古を重ねました。
なかなかの大きさで、とても迫力ある銅像です。
写真でお馴染みの洋装ではありませんので、少し印象が異なる土方歳三が感じられます。

このお寺の向かいにはお菓子などの新撰組グッズが売られています。
決して賑やかではありませんが、地元の方たちの新撰組愛が所々で感じられる地です。

住所:東京都日野市高幡733(高幡不動尊/金剛寺)
アクセス:京王線・多摩都市モノレール 高幡不動駅下車徒歩5分

土方歳三とは?

土方歳三は、幕末の人物で新選組副長として活躍しました。
「鬼の副長」として恐れられ幕末を奮闘しましたが五稜郭の戦いで35歳の若さで命を落としてしまいます。

農家の末っ子

土方歳三は東京の多摩で、農家の10人兄弟の末っ子として誕生しました。
若い頃はいわゆる悪がきだったようです。
現在の松坂屋上野店へ奉公へ行きますが喧嘩をして追い返され、その後江戸伝馬町の木綿問屋へ奉公へ行った際には女性を妊娠させてしまったとも言われています。

薬売りと剣術の稽古

その後は実家秘伝の「石田散薬」という薬を売り歩きながら、剣術の稽古に励みます。
歳三は小さい頃から、武士になると語っていたそうです。

そして試衛館道場を開いていた近藤勇(後の新撰組局長)と出会い、彼らと共に京都へ向かっていきます。
そして京都で幕府を守るため、京都の治安を守るために結成されたのが新撰組です。

新撰組での活躍→倒幕

京都で勢いを持った新撰組は幕府のために奮闘します。
一番の活躍は何といっても「池田屋事件」です。
長州のテロ計画を未然に防いだ新撰組は一躍ヒーローとなりました。

しかし時代は幕末で、流れは倒幕寄りに傾きます。
幕府が倒れ薩長軍が優位になると、新撰組はヒーローから大罪人へと立場が逆転します。
そして倒幕派と最後まで戦い続けた土方歳三ですが、五稜郭の戦いで命を落としてしまいます。

動乱の時代を駆け回り、時代に翻弄されたのが土方歳三の一生だったのかもしれません。

日野にある新撰組観光スポット

日野には新撰組にまつわる場所が数多くあります。
しかし残念なことに、多くは開館日がとても限定されています。
個人の方々が開いている資料館なども多いので仕方のないことかもしれません。
日野を訪れる時には、是非日程を調整して訪れたいところですね。

新撰組スポット一覧

※詳しくは各ホームページでご確認下さい。

日曜日にすべての開館日が重なることが多いので、日曜日に観光することがオススメです。

土方歳三資料館・・・主に日曜の月2日ほど開館
井上源三郎資料館・・・主に日曜の月2日ほど開館
佐藤彦五郎新選組資料館・・・主に日曜の月2日ほど開館
日野市新選組のふるさと歴史館・・・基本的に毎週月曜日が休館日
日野宿本陣・・・基本的に毎週月曜日が休館日

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