楽器にスポットを当ててクラシック音楽を楽しむテーマ、今回はコントラバス編です。

コントラバスはその名の通り低音によってオーケストラをしっかりと支える楽器で、高さは約2メートルほどもあります。
見かけはヴァイオリンににていますが、バイオリン・ビオラ・チェロとは別の種類の楽器であるビオラ・ダ・ガンバ属から発展したものです。
元々は形の大小も様々で、弦の本数さえも定まっていませんでしたが、それが次第に現在の形へとなっていきました。

ここではコントラバスが楽しめるクラシック音楽の名曲をいくつか紹介したいと思います。

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コントラバスの音色が楽しめるクラシック音楽の名曲

ベートーヴェン「交響曲第9番(第九)」第4楽章


日本でも有名なベートーヴェンの「第九」、その中でも第4楽章の「歓喜の歌」は聴いたことのない人いないと思われるほど有名な曲です。
この有名な歓喜の歌のメロディーを、コントラバスとチェロが初めに演奏しています。

日本ではアマチュアのオーケストラや合唱団でもこの作品はよく演奏されますが、ベートーヴェンが指揮した「第九」の初演もアマチュアの演奏家によるものでした。
初演の演奏後に耳の不自由なベートーヴェンは、客席を向いてはじめて拍手喝采に気付いたというのは有名なエピソードです。

この映像はバーンスタイン指揮、ウィーンフィル演奏によるものです。

サン・サーンス「動物の謝肉祭」より「象」


サン=サーンスの「動物の謝肉祭」は全部で14曲から成るもので、1886年に作曲されました。
チェロ独奏曲として有名な「白鳥」はこの第13曲にあたります。
身内だけの演奏会のために作られたこともあって、他の作曲家の楽曲をパロディにして演奏したりしています。
そのため「白鳥」以外はサン=サーンスの生前は本人の意思により演奏が禁止されていました。
現在では大人だけではなく、子供向けの作品としても愛されています。

第5曲の「象」は、コントラバスがワルツを奏で、ベルリオーズの「ファウストの劫罰」の「妖精のワルツ」、メンデルスゾーンの「夏の夜の夢」の「スケルツォ」を聴くことが出来ます。

マーラー「交響曲第1番」第3楽章


マーラーの「交響曲第1番」は1884年から1888年にかけて作曲されました。
「巨人」という副題でも知られています。

第3楽章ではコントラバスが哀愁漂う主題を演奏しています。
これはフランスの民謡「フレール・ジャック」を短調したもので、日本では「グーチョキパーでなにつくろう」という歌詞で知られています。

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