正しい睡眠をとることは健康においてとても大切なことです。
間違った寝方をすると
脳卒中につながる
肥満につながる
熟睡できない
不眠症につながる
脳梗塞のリスクが高まる
脳の成長に影響する
などの様々な悪影響が出るそうです。
先日林先生の講座で取り上げられていました。
今回は健康と熟睡を取り入れるための睡眠について書いてみようと思います。
私たちが知っている常識とは逆の部分もあり面白いですよ。
睡眠不足は重病のリスクを高める
睡眠時間はしっかりととることが大切です。
これは、言われなくてもわかってるよ
と皆さんもお思いだと思います。
平均睡眠時間が極端に短いと何がいけないかと言うと、重病のリスクが高まることが一つは挙げられます。
睡眠はなぜ必要かと言うと、睡眠は健康的な生活を送るために細胞の修復や記憶の整理、定着を行う時間であるからです。
とても大切な時間なのです。
睡眠が足りないと本来修復すべきものが修復できずに次の日を迎えてしまうことになります。
睡眠を削って活動しまうと、血管が収縮してしまって高血圧につながってきます。
高血圧がさらには、脳卒中や心筋梗塞、うつ病、糖尿病につながる恐れもあります。
高血圧の患者の30%がうつの症状に悩んでいるというデータもあるそうです。
高血圧の方が糖尿病になる確率は、そうでない人の3倍もあるそうです。
必要な睡眠時間は年齢により異なる
それではどれくらいの睡眠時間をとるのが良いのでしょうか。
実は年齢により最適な睡眠時間は異なると言うのです。
思春期14〜18歳
7.75〜8.5時間
成年期19〜30歳
7.75時間
成年期33〜45歳
7時間
老年期50〜70歳
6時間
老年期70〜85歳
5.75時間
ただいま書いたデータが年齢別による必要睡眠時間です。
年齢を重ねるにつれて、必要睡眠時間が少しずつ減ってきているのがわかりますね。
皆さんはこのデータと比較していかがでしょうか。
ちなみに数日の睡眠時間であれば寝だめによってある程度は取り戻せるそうです。
夜中に空腹になる原因は睡眠不足!?
夜中にお腹が空いて、小腹を満たさないと寝れない
という経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか。
実は夜中に空腹になる原因は睡眠不足が関係しているかもしれません。
長く起きているのがお腹が空いた理由ではないかもしれないのです。
睡眠不足になってしまうと、食欲を抑えるホルモンと食欲を増すホルモンのバランスが崩れてしまいます。
食欲を抑えるホルモンが働かなくなった結果、実際はお腹は減っていないのにもかかわらず空腹を感じてしまうのです。
これは人間の本能的な部分が反応していると言われています。
睡眠不足が身体に生命の危険信号として伝わり、生きようとするわけです。
深夜の空腹はウソかもしれませんので、十分に注意が必要です。
消化の時間を考えると寝る3時間前には夕飯を済ませたほうが、健康的にもよいでしょう。
睡眠不足は怖いですね。
熟睡するために湯船につかる理由
熟睡をするためには寝るしばらく前に、湯船につかりましょう
とはよく言われます。
シャワーではなく、しっかりとお風呂に浸かろう
ともよく言われますね。
それでは、なぜお風呂につかる必要があるのでしょうか。
理由は体の内部の温度である深部体温を下げることにあります。
深部体温は睡眠に入ると下がることがわかっています。
お風呂に入ると、その深部体温が下がると言うのです。
要するに寝る前から寝るときと近い状態になるわけです。
お風呂に入ると深部体温は上昇しますが、お風呂からあがると上がった深部体温は温度を戻そうと熱を放出します。
このときに、深部体温が元の温度より下がってしまい眠気も来るというわけです。
深部体温を下げるために、お風呂で一度深部体温を上げると言うことですね。
寝る2時間前くらいに入るのが、深部体温が下がる時間を考えると良いそうです。
ちなみに無理に寝ようとすると、それも不眠症に繋がるそうです。
睡眠って難しいですね。
寝れないときは、脳を騙すといいと言います。
寝れないときは
「眠れない」
ではなく
「よく眠れる」
と考えるだけで効果があるそうです。
他にも肩甲骨を含めた柔軟体操や、朝お味噌汁を飲むことも効果的だそうです。
朝のお味噌汁が効果的とは、先人の知恵は素晴らしいですね。
寝酒は実は眠りに入ることはできても、熟睡できないことに繋がる恐れがあるそうです。
皆さんも正しい睡眠時間と熟睡を確保して、健康と快眠を手に入れましょう!