シューマンの「謝肉祭」Op.9の解説と名盤を紹介

シューマンの謝肉祭は1834年から1835年の間に作曲されました。

シューマンはロマン派にふさわしく、性格的な小品を集めて作品にするスタイルを作りました。
謝肉祭はその最初の作品で、全部で20曲からなります。
年齢としてはシューマンが20代半ばのときの作品ですね。
シューマンの個性がたっぷりと詰まっており、独創的な演奏効果も高く名作として世の中に知られています。

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シューマンの謝肉祭

当時交際していたシューマンの恋人は、父親の反対によりライプツィヒからボヘミアに連れ戻されてしまいました。
結婚まで考えていた真剣に愛した女性だったようです。

そこからシューマンは曲のアイデアをもらいました。
恋人の故郷の町であるアッシュという地名を、A・Es・C・Hという音名として使ったのです。
言葉遊びによって曲を作るなんて、そこもシューマンらしさが溢れています。

「前口上」「ショパン」を除いたすべての曲に、この言葉遊びは使われています。
「ショパン」には、ピアニストとしてのショパンへの尊敬の念と、ピアニストとして成功したショパンへの羨ましさがあらわれているのかもしれません。

ちなみに曲のタイトルはフランス語でそれぞれについています。

schumann

謝肉祭の名盤

シューマンの謝肉祭の演奏を聴くのにまずお勧めなのは、アシュケナージです。
アシュケナージの演奏はとてもバランスのとれたものに仕上がっています。
ロマン派の詩的な雰囲気と、色彩感のある安定した表現も感じ取れます。
ただ、情熱的な演奏を好む方には少し物足りなく感じるかもしれません。

その他には、アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリの57年のBBCの演奏もオススメです。
完璧主義者のミケランジェリが録音を残しただけあって、ピシッとしまった突き刺さるような名演です。
ただ録音が少し古いので、音質があまり良くないのは残念なところです。
モノラルのものを擬似ステレオ化した録音です。
演奏や表現が少し異なるように感じるかもしれませんが、ミケランジェリは75年にも録音を残しています。
音質にも良いものを求める方は、そちらも聴いてみてください。
写真のジャケットのものは、75年録音のものです。

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