ここ最近になって頻繁にチアシードという言葉が聞かれるようになりました。
メディアでもよく取り上げられ、街を歩いてもチアシード入りの飲み物を持った人たちを見かけます。
少し昔まではほとんど取り扱われていなかったのが、突然のブーム到来です。
今回はそのチアシードについて取り上げてみたいと思います。
チアシードを食べるにあたって注意点もありますので、正しく摂取するように気をつけましょう。
チアシードとは?
チアシードとは、一言でいうと「植物の種」です。
中南米に生えているのミントの一種の植物であるチアの種なので、チアシードです。
そのままのネーミングです。
見た目はゴマに似ています。
一般的な食べ方は、水やジュースに混ぜてそれらと一緒に摂取します。
種を噛みながら、水(ジュース)を飲む摂り方です。
チアシードは栄養満点
チアシードは植物の種ですので成長に必要な栄養素がそろっています。
たんぱく質・ビタミン類・ミネラル・食物繊維・脂質・オメガ3脂肪酸・必須アミノ酸など含まれています。
成長するための種ですので、脂質もあります。
ですので、低カロリーなわけではありません。
食べ過ぎると、もちろん太ります。
チアシードを食べるとダイエット効果があるわけではなく、チアシードを効果的な方法で食べるとダイエットに効果的なのです。
チアシードを膨らまそう
チアシードをダイエットのために摂るには、「水につけて膨らませる」必要があります。
チアシードは水につけることで10倍ほどに膨らみます。
膨らむと透明のゼリー状のようなものが種の周りに現れます。
その状態になるまで食べないようにしましょう。
お湯で戻すとチアシードの栄養分が抜けてしまいます。
他の野菜と同じですね。
栄養を残さず摂るためにも水で戻すようにしましょう。
チアシードの10倍ほどの量の水で戻すことが一般的です。
グルコナンマンが効果の秘密
このゼリー状のものはグルコナンマンと呼ばれます。
グルコナンマンは食欲を抑える効果が期待できます。
また同様に糖の吸収を抑える効果も期待できます。
これがチアシードがダイエットに効果的だと言われる理由です。
膨らむ前に食べてしまうと、この「食欲を抑える」「糖の吸収を抑える」の2大効果が薄れてしまいますので、グルコナンマンが出てくるまで我慢するようにしましょう。
チアシードが危険と言われた理由
チアシードは危険だと言う話も聞きます。
それは毒性をもったカビがチアシードから見つかったことにあります。
このカビはチアシードだけではなく、他の植物にもつくカビです。
そのような事例は稀にしか見られませんが、気をつけたいところです。
他の食品と同様で、信頼できるところから購入をしたほうが良いでしょう。
1日大さじ一杯が適量
他にもチアシードを大量にとり過ぎることでの危険性もあります。
チアシードは食物繊維が多く含まれています。
なんとレタス300g分の食物繊維が大さじ1杯で摂れてしまいます。
とり過ぎはお腹の調子を悪くしますので、ほどほどが大切です。
乾燥した状態で大さじ一杯が一日の適量としての目安となります。