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上を向いて歩こう(スキヤキ、SUKIYAKI)は、作詞・永六輔、作曲・中村八大による楽曲で坂本九によって歌われました。
ビルボードにおいて1963年に週間ランキング1位を獲得し、年間でも10位に輝きました。
ビルボードで1位を獲得したアジア人は今も昔も坂本九ただ一人です。
海外ではSUKIYAKIとしてリリースされていますが、「すき焼き」が歌詞に入っているわけではなく日本のイメージからその名が付いただけのようです。
上を向いて歩こう(スキヤキ、SUKIYAKI)が海外にヒットしたきっかけは、イギリスのパイ・レコードの社長でした。
彼が日本で上を向いて歩こうを聴いて気に入ったことをきっかけとして、同社所属のケニー・ボールが「SUKIYAKI」として録音・リリースをしました。
そしてケニー・ボールの「SUKIYAKI」は全英チャートで10位とヒットしました。
それがアメリカに渡り、ラジオ番組でオリジナルの坂本九の楽曲が紹介されたことで人気に火が付いたわけです。
また坂本九のオリジナル版が全米1位を獲得したときに、坂本九本人は知らされるまで気づいていなかったという面白いエピソードも残っています。
ここでは、坂本九の上を向いて歩こう(スキヤキ、SUKIYAKI)だけでなく様々なミュージシャンによるカバーを紹介したいと思います。
演奏するアーティストによって曲の雰囲気も変わってくるのも、カバーの楽しみの一つでもありますね。
坂本九の上を向いて歩こう(スキヤキ、SUKIYAKI)
まずはオリジナル版である坂本九の上を向いて歩こうです。
カラオケバージョンも入っているので、坂本九の気分になって歌うこともできます。
発売されて50年以上もたっていますが、今後も歌い続けられるであろう不滅の名作です。
当時の高度経済成長期の日本を象徴するような曲で、決して明るくない歌詞からも前へ進むエネルギーが感じられます。
桑田佳祐の上を向いて歩こう(スキヤキ、SUKIYAKI)
坂本九の上を向いて歩こうが曇りのない真っ直ぐな声と違って、桑田佳祐バージョンは人間臭さに溢れています。
2008年に3日間かけてパシフィコ横浜にて行われたコンサート「昭和八十三年度! ひとり紅白歌合戦」のライブDVDからです。
エンタテイメントと音楽性の二つを見事に備えた、観ても聴いても満足のライブだと思います。
ダイアナ・キングの上を向いて歩こう(スキヤキ、SUKIYAKI)
こちらはダイアナ・キングの上を向いて歩こうです。
ジャマイカ出身のダイアナ・キングが歌うと、世界観ががらりと変わった新しい上を向いて歩こうが聴けます。
原曲を知らなければ、日本の曲とはわからないかもしれませんね。
女性が歌う上を向いて歩こうもとても美しいです。
ベン・E.キングの上を向いて歩こう(スキヤキ、SUKIYAKI)
こちらはベン・E.キングが何と「日本語で」上を向いて歩こうを歌っています。震災復興支援アルバムとして発売されたアルバムに収録されています。
日本のために日本語で歌ってくれていることが、日本人として嬉しいですね。
年輪を重ねた渋い声が、ハートフルな気持ちさせてくれます。