「Vaga luna che inargenti」はベッリーニの歌曲の中でも親しまれている作品です。
音域も広くないことから、アマチュア愛好家の方たちも多く取り上げて歌われる曲でもあります。

ベッリーニはベルカント時代を代表するオペラ作曲家で33歳の短い生涯の中で多くの名作を残しました。
代表作としては、「カプレーティとモンテッキ」「夢遊病の女」「ノルマ」「清教徒」などが挙げられます。

ここでは「Vaga luna che inargenti」の名演の聴き比べてみたいと思います。

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チェチーリア・バルトリの「Vaga luna che inargenti」


チェチーリア・バルトリ(Cecilia Bartoli)は1966年生まれのイタリアのメゾソプラノ歌手で、世界を代表するオペラ歌手でもあります。
モーツァルト、ロッシーニなどをレパートリーとして持っており、その他にバロック時代の音楽も得意としています。
その独特な音色も印象的です。

エヴァ・メイの「Vaga luna che inargenti」


エヴァ・メイはイタリアのソプラノ歌手で、幅広いレパートリーを持ちます。
ロッシーニ、モーツァルトのコロラトゥーラの役はもちろん、ドニゼッティ、ベッリーニのベル・カントものやヴェルディのオペラでも活躍中です。
日本にも度々来日しているお馴染みの歌手でもあります。

ホセ・カレーラスの「Vaga luna che inargenti」


ホセ・カレーラスはスペイン生まれのテノール歌手で、確かな音楽性と力強く繊細な声で世界中を魅了しました。
3大テノールの中でも特に言葉の表現において高く評価されることの多い歌手です。
日本にも度々訪れて演奏しており、日本の音楽ファンを魅了しています。

パヴァロッティの「Vaga luna che inargenti」


カレーラスが言葉で聴かせてくれるとすれば、パヴァロッティは声で音楽を聴かせてくれます。
説明不要のスーパースターで、20世紀を代表するイタリアのテノール歌手です。
オペラアリアが印象的なパヴァロッティですが、イタリア歌曲も録音を残しています。

ラモン・ヴァルガスの「Vaga luna che inargenti」


ラモン・ヴァルガスはメキシコ生まれのテノール歌手です。
「Vaga luna che inargenti」も美しい音楽と豊かで暖かみのある声は健在です。

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