ジャズピアニストの巨匠と言えば、オスカー・ピーターソン(Oscar Peterson, 1925年8月15日~2007年12月23日)を挙げざるを得ません。

「鍵盤の皇帝」のニックネームでもジャズファンから親しまれています。
超絶技巧とアドリブで多くの人を魅了し、音楽も聴きやすいことから幅広い世代に愛されているプレーヤーです。

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音楽一家の中で育つ

オスカー・ピーターソンは音楽的に恵まれた環境の中で育ちました。
アマチュアではありましたが父はトランペットとピアノを演奏していました。
その影響から兄もトランペットを吹いていましたし、姉もピアノを弾いていました。
オスカーが音楽を始めるのも当然の流れで、彼も5歳からピアノとトランペットを習い始めます。

肺結核でトランペットを断念

そんな幼少期のオスカーですが、7歳の頃に肺結核にかかり入院してしまいます。
トランペット奏者にとって息はとても大切な要素です。
オスカーはトランペットを断念し、ピアノに専念することになります。

オスカーの初めてのピアノの先生は姉・デイジーだったそうです。
朝から晩までピアノを練習し初めの頃はクラシック曲も弾いていましたが、兄の影響から次第にジャズへと傾いていきました。

ノーマン・グランツとの出会い

オスカーは若くから才能を開花させます。
14歳の頃にコンクールで優勝したことをきっかけに、多くのステージで演奏するようになります。

そんなオスカーを見逃さなかったのが、アメリカのジャズの音楽プロデューサー・興行主であるノーマン・グランツでした。
1949年、23歳のオスカーの演奏をラジオで聴いたノーマン・グランツはオスカーをスカウトします。
そしてアメリカへ進出し、カーネギー・ホールでも演奏をしました。

oscar

ノーマン・グランツ1956年にヴァーヴ・レコードが設立するのですが、オスカーはそこで1959年から活動します。
1965年からはドイツのMPSレコードに移りましたが、1973年にグランツによって設立されたパブロ・レコード(Pablo Records)でもオスカーは録音を残しました。
オスカーの人生の中でグランツはとても重要な位置を占めているといっても過言ではないでしょう。

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オスカー・ピーターソンの名盤

オスカー・ピーターソンを初めて聴くには、まずはベスト盤から入るのもいいかもしれません。

アルバムのタイトルにもなっている「酒とバラの日々(Days of Wine and Roses)」はヘンリー・マンシーニの曲で1962年の映画「酒とバラの日々」のテーマ曲です。
アカデミー歌曲賞やグラミー賞を受賞した名曲で、曲には歌詞が付いています。

ジャズのスタンダード・ナンバーとしても知られており、その中でもオスカー・ピーターソン・トリオの演奏は特に有名です。

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