日本人に大人気のハワイ。
日本から飛行機で約7時間のところにあります。
そのハワイ島にある世界遺産がキラウエア火山です。
1987年に世界遺産に登録されました。
volcano-hawaii
林修の今でしょ!講座
でそんなキラウエア火山について解説がされていました。

キラウエア火山は世界でも最も活動の激しい火山の一つです。
マグマが常に流れ出ている状態にあります。
しかし、それと同時にキラウエア火山は安全な火山でもあります。

そのため噴火する火口部の近くまで飛行機で行くこともできるのです。
火山の噴火を間近で見られるツアーもあります。

しかし、世界一激しい火山にもかかわらず、なぜ安全と言われるのでしょうか。

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その前にハワイ島について少し勉強

謎に迫る前にせっかくですので、ハワイについて少し勉強しましょう。

ハワイは毎年日本に約6センチずつ近づいてきています。
島が日本に近づいてくるなんて不思議な話です。
その移動では、なんとハワイは地球の表面のプレートごと移動して日本に近づいています。

そしてこのハワイの位置と移動は激しく活動しているキラウエア火山と大きく関係しています。

ハワイは実は地球の内部の物質が上がってくる場所にあります。
地球の内部の物質がどんどん集まり山ができて、それがさらに大きくなると海から顔を出し陸地になります。

そうしてできたのがハワイです。
ハワイ諸島は海底火山の先の部分に当たるわけです。
マグマが湧き出しやすい丁度真上にキラウエア火山があるので、活動も激しいのですね。

また、プレートが動きやすい位置にハワイがあるため、日本に近づいているのですね。

キラウエア火山が安全な理由はサラサラ溶岩

日本では火山が噴火すると入山規制などをとります。
先日も箱根のニュースがありましたね。
火山はとても危険なものという認識が日本ではありますし、実際危険なものです。

しかし、キラウエア火山は噴火する火口の近くまで行って見ることができます。

なぜ火口に近づけるかと言うと、実は出てくる溶岩の粘り気に違いがあるそうです。

ハワイの溶岩は粘り気のほとんどない水のようなサラサラの溶岩です。
サラサラの溶岩は内部で堪らずに、頻繁に噴火します。
そのために火山の内部にガスが溜まりにくいのです。
大爆発するまで溜めることなく、小出しにチョコチョコ溶岩を出しているので大爆発は起きにくいというわけですね。

反対に粘り気のある溶岩だと火山内で溜めて溜めて一気に爆発するため、危険が大きいのです。
粘り気のある溶岩は、一気にドッカーンと大爆発する可能性が高いわけですね。
日本の溶岩はドロドロしているため、内部で溜まったガスや水蒸気が一気に爆発し大爆発を起こしやすいのですを

キラウエア火山が安全な理由はこのサラサラ溶岩にありました。

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