心筋梗塞はとても恐い病気ですよね。
突然死につながる恐れもあります。
私も年齢を重ねるにつれて様々な病気に気を付けなければいけないなと感じています。
自分自身の健康と同時に家族や身近な人たちの健康についても考えていかなければなりません。
今日は心筋梗塞について勉強してみたことを皆さんにも紹介したいと思います。
心筋梗塞はどうやってなるの?
心臓は体全体に血液を送るポンプのような役割を果たしています。
心臓の表面にはたくさんの血管があるのですが、その中に冠動脈というものがあります。
肥満だったりコレステロールなど様々な原因で、冠動脈の中にプラークというコレステロールの塊ができてきます。
これが動脈硬化につながっていくそうです。
この状態が狭心症の状態でもあるのです。
プラークができると狭心症の原因になるということですね。
プラークができると血液の流れが悪くなります。
プラークを覆っている膜なども傷がつきやすくなります。
傷がついたところに血栓(血の塊)ができたり、プラークの中身のコレステロールが血液中に出てこれも血栓を作ってしまいます。
これが完全に血液の流れが遮断されてしまうと狭心症から心筋梗塞になるというわけです。
心筋梗塞にならないためには、狭心症の段階で発見することが大切なのです。
狭心症は心筋梗塞と紙一重
狭心症の中には
不安定な「不安定狭心症」
安定した「安定狭心症」
の二つの狭心症があります。
不安定狭心症は心筋梗塞となって突然死の原因ともなりうるものです。
完全に血液が遮断されているものが
「心筋梗塞」
なんとか血液が流れているものが
「不安定狭心症」
です。
この二つは紙一重の差なのです。
この狭心症の状態である心筋梗塞予備軍を発見できる技術が開発されているそうです。
その名も
心臓MRI
と言います。
核磁気共鳴装置を使って心臓の中の血管も撮影できるようになったそうです。
残念なことにまだ全国的に普及はしていません。
全国どこでも当たり前に受けられる時代が早く来るといいですね。
動脈硬化の原因
私たちは心筋梗塞になる前に防ぐことが大切です。
動脈硬化の原因として一般的に考えられているのは、肥満、高血圧、糖尿病や脂質異常症などです。
脂質異常症というのは、コレステロールや中性脂肪の値のことを指します。
また病気ではないですが、喫煙やストレスなども動脈硬化の原因となりえます。
遺伝的なものも考える必要もあるそうです。
これらの要因が多ければ多いほどプラークを持つ可能性が高くなってくるわけです。
狭心症に気づくサイン
では自分が狭心症だった場合、体にサインは出ているのでしょうか。
心臓は私たちに危険であることの信号を送ってくれます。
狭心症になると、血流が低下して心臓に十分な血液がいかなくなります。
その結果、胸が締め付けられるように痛くなります。
運動しはじめてから、数分から10分以内続くような圧迫感を繰り返すようなものが典型的な症状です。
これ以外にも、奥歯、のど、左腕や背中の痛みとしてあらわれることもあります。
肩こりや胸焼けで感じることもあります。
この場合も運動のし始めに感じやすい特徴があります。
胸の苦しみ以外だと、それがまさか心臓から来ているなんて考えないかもしれません。
心臓以外に起こる狭心症の症状は重だるいような感覚になるのが特徴です。
ピリピリとかキリキリといった一般的な症状とは違うそうです。
また糖尿病の人は狭心症に気づきにくいそうですので、より注意が必要だそうです。
また狭心症は数分から10分以内の症状ですが、15分以上続く場合はためらわずに救急車を呼ぶことが大切です。
この場合は、心筋梗塞の恐れもあります。
動脈硬化が起こりにくい生活をする
狭心症に気づくことももちろん大切ですが、予防をすることもとても大切です。
動脈硬化が起こりにくい生活をするにはいくつかのポイントがあります。
以下のチェック表を見てみてください。
・運動不足
・タバコを吸う
・甘いものをよく食べる
・脂っこいものをよく食べる
・味の濃いものをよく食べる
・塩気のあるものをよく食べる
・野菜が嫌い
・BMI肥満指数が25以上
いかがでしょうか。
これらはすべて動脈硬化を起こしやすい要因です。
これらのチェックポイントを一つでも減らしていくことが心筋梗塞を防ぐことにつながります。
健康的な生活をすることが、そのまま心筋梗塞の予防に関係しています。
肥満に注意
先ほどのチェックポイントの中でも、肥満はより注意しなければなりません。
肥満にも
「皮下脂肪型肥満」
「内臓脂肪型肥満」
の二つのタイプがあります。
皆さん予想がつくと思いますが、内臓脂肪型肥満が心筋梗塞に大きく関係すると言われています。
内臓脂肪型肥満は高血圧や糖尿病にも大きく関係しています。
糖尿病は心筋梗塞にも関係してきますので、悪循環となってしまいます。
脂をとりすぎることは健康によくありませんが、青魚に含まれるDHA EPAには中性脂肪や血圧を下げる効果があるとされています。
魚を食べることが、心筋梗塞の予防にもつながるそうです。
日本食は素晴らしい文化ですね。
反対に
鶏皮、肉の脂、マーガリン、マヨネーズ、ポテトチップス、ドーナツ、チョコレート
は体にとって良くない飽和脂肪酸やトランス脂肪酸を多く含んだ食品です。
自分自身ももちろんそうですが、身の周りの大切な人たちにも気を配って大病には注意していかなければいけませんね。
食生活と運動、危険信号には敏感にならないといけないなと思います。