スピーカーは安いものでもそれなりの値段はします。
すぐに買いかえるわけにもいきませんので、納得したスピーカーを買いたいものです。
今日は
ONKYO D-412EX
のレビューをしたいと思います。
あくまで個人の感想ですので、ご参考までにしてください。
細かい音まで聴き取れる
ONKYO D-412EXの素晴らしいところは、音の分離がしっかりとしていることです。
ごちゃっとまとまって聴こえるようなことはありません。
ピアノジャズトリオなど音数の少ないものは、まさに今演奏しているかのような臨場感を感じることができます。
特にドラムの音などは生で聞いているかのように感じます。
ロックやポップスなどのバンドサウンドも、迫力ある豊かなサウンドを表現してくれますのでオススメかと思います。
音の分離がしっかりとしており細かな演奏や表現まで聴き取れるため、下手な演奏はヴェールをかぶらず、しっかりと下手な演奏として聴こえます。
大編成のクラシックやオペラには疑問
ONKYO D-412EXは音の分離はしっかりとしていますが、オンキョー特有の音の硬さがあります。
そのためオーケストラなどを再生すると、オーケストラ独特の暖かい音色を感じることが余りできません。
音量を大きくすると、人によってはうるさく感じることもあると思います。
オペラなどの再生もジャズやロックに比べれば不向きかなと感じます。
歌声が少しもぐってしまう印象を持ちました。
ちなみにアンプで音のバランスを変えることで、ある程度は私自身の聴きやすい音色に変えることはできました。
オーケストラもオペラも、ジャズやバンドサウンドに比べれば不向きかなというだけです。
決して聴けない音色ではありません。
クラシックのみを聴く方には余りオススメできませんが、オールジャンルで音楽を聴く方には選択肢に入るのではないかと思います。
家電量販店にもONKYO D-412EXは視聴できる場所がよく見られますので、いずれにせよ一度聴いてみることをオススメします。
聴き疲れは否定できない
ONKYO D-412EXは聴き疲れをするという話を良く聞きますが、私もそれは否定できないなと思います。
分離がしっかりとしており、音質も固めなのでリラックスしてのんびり聴くには適さないかもしれません。
暖かい音色で作業をしながらのんびり聴きたい方は、他メーカーから探すのも手かと思います。
反対に、暖かい音色よりも細かい音までしっかりと聴きたい方はONKYO D-412EXを候補に入れてみてください!
私も音は硬いなと思いつつも、なんだかんだで納得してONKYO D-412EXを聞いています。
後半でネガティブな意見も書きましたが、ジャズやバンド、もしくはオールジャンルで音楽を聴く方にはピッタリとくるかもしれません。
音を再現する能力はピカイチですので、音質自体には納得できると思います。