私たちにとって疲労はつきものです。
「徹夜をした」「激しい運動をした」などのはっきりとした原因のわかる疲れもありますが、原因が特定できない疲れもあります。
何かあると「すぐに疲れてしまう」体質の人もいます。
ここでは、疲れの種類について整理してみたいと思います。
肉体的な疲れ
肉体的な疲れでも、快適な疲れと、ストレスを感じる疲れがあります。
運動をしたときの疲れは快適で、オフィスなどでの長時間労働での疲れはストレスに感じることが多いと思います。
運動では全身運動をしていますが、オフィスでは身体の一部分しか使っていません。
オフィスでの肉体的疲れは身体の特定の部分に集中しているため疲労感が増します。
特に肩凝りは大きな問題です。
肩凝りは疲れを感じやすく、首や頭の近くにあるため、頭痛・目の奥の痛み・倦怠感を引き起こします。
また運動は精神的ストレスを発散する作用する一方で、オフィスでの仕事は精神的ストレスを溜めることになります。
この違いもとても大きいと言われています。
精神的な疲れ
現代人にとって大きな悩みは精神的な疲れでしょう。
うつ病や自律神経失調症がその代表例です。
自律神経失調症という言葉はよく聞くと思います。
これは体内の自立神経が乱れるために起こります。
原因は精神的なものばかりではありません。
日常生活が不規則になることも自律神経失調症の原因となり得ます。
残業による睡眠不足、朝番・遅番などによる不規則な生活、激務による疲労も影響します。
精神的に健康な生活を送るためには、肉体的にも健康的な生活を送ることが大切なのです。
病気、及びその前後
その他には風邪などの病気への影響もあります。
病気の直前は体力てきにも弱っていますので、疲労感が伴うこともあります。
どうように病中病後も疲労感があるでしょう。
しかし病気が治ることで、体力も戻ってきますので、これらの疲労感は気にし過ぎることは必要ないでしょう。
疲れをとる方法
肉体的疲労と精神的疲労では、圧倒的に肉体的疲労の方が解消しやすいです。
肉体的疲れをとる
まずは肉体的疲労を解消しましょう。
肉体的疲労は筋肉の凝りが大きな原因です。
デスクワークの多い方は、長時間連続で働き続けずに定期的に立ち上がって軽いストレッチをしましょう。
それだけで、疲労度は変わってくるはずです。
また睡眠中は体を動かさないため、筋肉の凝りが酷くなる恐れもあります。
睡眠前にストレッチをして身体をほぐしてあげてください。
そうすることで、筋肉の凝りがほぐれるだけでなく、快適な睡眠も手に入れることができます。
翌日の仕事も効率的にはかどりますので、睡眠前のストレッチはいいことずくめです。
また生活が不規則な場合は、睡眠を十分にとり規則的な生活を送ることだけで改善が期待できます。
睡眠を十分にとると脳も休めるため、精神的疲れをとる効果も期待できます。
運動不足な場合は、適度な運動を心がけてください。
運動をするだけで、体力がつくだけでなく免疫力も上がります。
筋肉量が増えると基礎代謝も上がり、身体のコントロールもうまくできるようになります。
精神的疲れをとる
困難なのは精神的な疲れです。
精神的な疲れの多くは、自らが暮らしている生活環境の中に原因があることがほとんどです。
「仕事を辞める」「引越しをする」など環境をすぐに変えることは、一般的にはなかなかできません。
このようなときは自分自身だけで克服しようとせずに病院へ通院することが得策です。
現代の医学は進歩しており、薬を処方してもらうことで精神的な疲れはかなり軽減されます。
薬を有効的に使いながら、ストレス社会を乗り切って行くことも大切な手段の一つだと言えます。