「ラインの黄金」のあらすじを簡単にわかりやすく解説

ワーグナーの「ラインの黄金(Das Rheingold)」は、「ニーベルングの指環」4部作の「序夜」に当たり1854年に作曲されました。

4部作全曲の初演は1876年に第1回バイロイト音楽祭にて演奏されました。
序夜「ラインの黄金(Das Rheingold)」
第1日「ヴァルキューレ(Die Walküre)」
第2日「ジークフリート(Siegfried)」
第3日「神々の黄昏(Götterdämmerung)」

4部作完結まで作曲に26年を要し、上演時間は合計15時間という超大作です。
魔法の指輪をめぐった神々による壮大なストーリーのこの楽劇は、各国のオペラハウスでも目玉としてしばしば取り上げられます。

ここでは「ラインの黄金(Das Rheingold)」のあらすじを簡単にまとめてみました。

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第1場/ライン川の河底

登場人物
アルベリヒ(バリトン)・・・ニーベルング族の小人
ヴォークリンデ(ソプラノ)・・・ラインの乙女
ヴェルグンデ(メゾソプラノ)・・・ラインの乙女
フロースヒルデ(アルト)・・・ラインの乙女

アルベリヒが乙女たちにふられる

3人のラインの乙女たちのもとに、地下に住むニーベルング族のアルベリヒがやってくる。
アルベリヒは乙女たちに言い寄るが、醜い姿をしたアルベリヒを乙女たちは相手にしない。

アルベリヒが黄金を発見

怒ったアルベリヒは河底に眠る黄金を発見する。
アルベリヒは「愛を諦めたものだけがこの黄金から、世界を支配できる指輪を作ることが出来る」ことを乙女たちから聞く。

アルベリヒが黄金を奪う

愛を諦めたアルベリヒは愛を呪い、黄金を奪う。

第2場/広々とした山の高み

登場人物
ヴォータン(バリトン)・・・神々の長
ファーゾルト(バス)・・・巨人族
ファーフナー(バス)・・・巨人族、ファーゾルトの弟
フライア(ソプラノ)・・・ヴォータンの妻フリッカの妹、美の女神
ローゲ(テノール)・・・火の神、半神

ヴォータンが城を作らせている

神々の長であるヴォータンが、巨人族のファーゾルトとファーフナーにヴァルハル城を建てさせている。
城作りの報酬は女神フライアを差し出すと契約していたが、ヴォータンは最初からそのつもりはない。

城作りの報酬について揉める

この契約を勧めた火の神ローゲは、代わりに黄金の指輪が奪われた話をする。
巨人たちは興味を持ち、「フライアの代わりに報酬は指輪にしろ」と言う。

ヴォータンが指輪探しの旅へ

しかし、ヴォータンも指輪に興味を持ち巨人の提案を断る。
怒った巨人はフライアを人質として連れ去る。

ヴォータンはローゲを連れて、ラインの黄金を探しに地下へ行く。

第3場/地底のニーベルハイム

アルベリヒが地下の世界を支配

地底のニーベルハイムではアルベリヒが黄金の指環の力で王となり支配している。
アルベリヒは弟のミーメに作らせた魔法の「隠れ頭巾」を持っていた。

ヴォータンが指輪を奪う

ヴォータンとローゲはアルベリヒをおだてる。
気分のよくなったアルベリヒは「隠れ頭巾」でカエルに変身する。
そのアルベリヒをヴォータンたちは捕まえて地上へ連れていく。

第4場/広々とした山の高み

エルダ(アルト)・・・知恵の女神

ヴォータンが財宝と指輪を奪う

アルベリヒはヴォータンから財宝を取り上げられる。
さらには、ローゲから隠れ頭巾を奪われ、ついにヴォータンに「黄金の指輪」までも奪われる。

怒ったアルベリヒは指輪に呪いをかけて立ち去る。

巨人が指輪を報酬として要求

ヴォータンは城作りの報酬として財宝を渡すが巨人たちは満足しない。
「隠れ頭巾」を渡しても納得せず、巨人たちは「黄金の指輪」を要求する。

ヴォータンはこの要求に応じようとしない。

エルダの忠告で指輪を巨人に渡す

そのとき知恵の女神エルダが現れ、呪いの指輪は手放すように忠告する。
それを受け入れ、ヴォータンは指環を巨人たちに渡す。

指輪の呪いで巨人が破滅する

財宝を手に入れた巨人たちであったが、その財宝の取り分でもめ奪い合う。
そして、ファーフナーはファーゾルトをを殺してしまう。

指輪の呪いが起こったことにヴォータンは驚く。

ヴァルハル城の完成

ヴァルハル城が完成し、神々が虹の橋を渡って城に入っていく。
ラインの娘たちの嘆く声が遠くから聞こえてくる。

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