日本の歴史はは火山の噴火と共に歩んできました。

富士山もかつては大噴火を起こし日本を震撼させました。
富士山の最後の噴火は1707年の宝永の大噴火だと言われています。
このときには、100km離れた江戸の街に火山灰が4cmも積もったと言われています。
mt-fuji

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日本にどれだけ火山が多くあるか!?

それでは日本にはどれだけ多くの火山があるのでしょうか。

世界の活火山のうちの約7%が日本にあります。
学校の授業で習って記憶にある方もいるでしょう。

これを聞いて皆さんはどのように感じますでしょうか。
「んー、結構多いな」
「火山大国の割りには意外と少ないな」
と感じる方もいると思います。

しかし、日本の国土面積は世界の陸地面積の0.25%しかないのです。

0.25%の陸地の中に、7%の活火山が含まれていると考えれば、どれだけ多くの火山が日本にあるのかがわかると思います。
日本には110もの活火山があります。

日本と火山は切っても切れない関係にあるのです。
私たち日本人は火山と共に生活をしていかなければならないわけです。

これだけ活火山がたくさんあるのですから、日本は危険と言えば危険です。
しかし、火山は危険なことだけではなくメリットもあるのです。
volcano

メリットその1 温泉

まずメリットととして挙げられるものに、温泉があります。

火山の内部にはマグマがあります。
マグマがあるということは、温められた水があるということですね。
それが噴き出してきたものが温泉です。

火山が多いということは、そのまま温泉が多いことを指すわけです。
日本は火山大国だけでなく、温泉大国でもありますもんね!

観光から温泉療法まで、今も昔も温泉は日本人にとって切っても切れないものです。

ちなみに温泉の湧出量が日本で一番多い都道府県は大分県です。

火山の熱があって、地下水がたくさんあるところが温泉がよく湧き出ます。
大分県は火山が多いだけではなく、海に面しているため降水量も多いです。
雨が降ることで地下水が貯まるので、雨が降ることも温泉には大切なのです。

メリットその2 湖などの観光資源

温泉に比べれば小さいかもしれませんが、火山は湖を作ってくれます。

湖は観光資源としても今は欠かせませんね。

実は富士五湖も火山活動から生まれた湖です。
火山活動が起きると溶岩が流れ出します。
その溶岩が川に流れ出すと、川の流れがせき止められ、川が分断されます。
溶岩によって流れを止められ孤立してしまった川が、そのまま湖となっていきました。

山中湖、河口湖、西湖、精進湖、本栖湖はいずれも溶岩により川が切り離されて、分断されてできた湖だったのです。

私たち日本人は火山活動から安全に身を守りつつ、火山の恩恵を受けて豊かに暮らしていかなければいけませんね。

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