ダイエットは、女性だけでなく健康面で不安を抱えた方にとっても大きな関心ごとです。
ダイエットでよく言われることの一つに「糖質を取らない」ことが挙げられます。
しかし糖質制限を厳しくするとダイエットを長期的に続けることが難しくなってきますよね。
やはり糖質は身体が欲しがってしまいます。
そこで今回は「糖質をとっても太りにくくなる」方法について考えていきたいと思います。
解決スイッチで先日特集が組まれていました。
ご飯やイモ類などにはデンプンが含まれています。
このデンプンが糖質であり、肥満の大きな原因となります。
太りにくいデンプン「レジスタントスターチ」
しかし、デンプンには肥満の原因となるデンプンの他に、レジスタントスターチと呼ばれるものがあります。
レジスタントは「抵抗する」、スターチは「でんぷん」という意味です。
つまりレジスタントスターチとは「吸収されにくいでんぷん」ですね。
同じデンプンを取るにも、太りにくいデンプンを取っていこうというわけです。
レジスタントスターチの含まれる量は食材ごとに変わってきます。
レジスタントスターチが多いものを食べれば、より太りにくくなるということですね。
白砂糖の代用品として「てんさい糖」
白砂糖の代わりに使う、太りにくい砂糖に「てんさい糖」があります。
てんさい糖もは、砂糖大根を原料とした砂糖です。
てんさい糖には難消化性のオリゴ糖が多く含まれています。
オリゴ糖には消化性と難消化性があり、難消化性のものは小腸で消化吸収されにくく脂肪になりにくいと言われています。
てんさい糖が近くのスーパーにない場合はネットショッピングでも気軽に買うことができますよ。
他に難消化性のオリゴ糖が含まれる食材の例としては、
・ゴボウ
・タマネギ
・バナナ
・アスパラ
・タケノコ
などが挙げられます。
バナナダイエットも一時期流行りました。
バナナも難消化性のオリゴ糖が含まれる食材だったのですね。
難消化性のオリゴ糖は、白砂糖より血糖値が上昇するスピードがゆるやかなため糖尿病予防にも効果的です。
アズキの和スイーツは食べてもOK
豆は枝豆を除いて、ほとんどが炭水化物です。
アズキも豆の一種ですので炭水化物です。
アズキはスイーツにもよく使われており、時々食べたくなりますよね。
実はアズキはレジスタントスターチが多く含まれている食材です。
アズキは米の20倍のレジスタントスターチが含まれています。
ケーキなどの洋スイーツには砂糖が多く含まれており肥満の原因となってしまいます。
そういうときは、アズキの和スイーツを食べてみてはいかがでしょうか。
冷やすとレジスタントスターチは増える
ジャガイモや米などの太りやすい食材においても、注意すべきことがあります。
でんぷんは加熱調理後に4〜5度に冷やすと、レジスタントスターチが増えることがわかっています。
ポテトサラダは冷えた状態で食べますよね。
ポテトサラダはコロッケなどの他のジャガイモ料理よりも「太りにくい」ということです。
油で揚げること以外にも原因があったのですね。
ちなみに揚げ物を冷やすのは太りにくくはなるかもしれませんが、油が酸化して身体に良くありませんでオススメはできません。
他にも
・冷製パスタ
・寿司
・冷や汁
なども冷たいまま美味しくいただけるのでオススメです。
宮崎の郷土料理「冷や汁」は様々な健康効果がありますね。
以前に夏バテ効果があることでも取り上げました。
先人の知恵は素晴らしいものです。
気をつけて欲しいことは、
「レジスタントスターチの多い食材を食べると痩せる」
わけではありません。
「同じものを食べるならレジスタントスターチの多い食材がよい」
ということです。
皆さんもストレスのかからないよう、糖質が欲しくなったときにはレジスタントスターチに注目して食事を取ってみてください!