片頭痛は、予期せぬ時に起こる悩ましい症状です。
調査によると日本人の成人1割弱が片頭痛に悩まされているそうです。
男性より女性に片頭痛の症状は多く見られます。

ここでは片頭痛と原因と対策について取り上げてみたいと思います。

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片頭痛の症状

片頭痛はこめかみから目の辺りにかけて「ズキズキ」とした脈を打つような痛みが続きます。
片方のこめかみに痛みを感じる人もいれば、両方に感じる人もいます。

また長い人では72時間も痛みは続きます。
月に数回片頭痛に襲われる人もいれば、週に数回襲ってくる人もいます。
このように症状に個人差があるのも、片頭痛の特徴です。

症状がひどいと

片頭痛がひどいと、日々の業務をこなすことさえも困難になることもあります。
吐き気だけでおさまらず、吐いてしまうこともあります。

また体勢を変えるだけで気分が悪くなり、身動きが取れなくなることもあります。
光・音・匂いにさえ反応して、症状に苦しむこともあります。

前兆を感じる場合も

また20~30%の人は片頭痛の症状が出る15~30分ほど前に、前兆を感じます。
「目の前に光ったものが見える」「眠くないのにあくびが出る」「肩に違和感を感じる」などがその例です。

片頭痛の原因

片頭痛持ちの人にとって、片頭痛はこのようにとても悩ましいものです。
ちなみに、いったん収まるとそれまでが嘘だったかのように楽になります。

次に片頭痛の原因について整理してみましょう。
片頭痛の原因は様々です。
原因を意識することで、症状の改善につながることもあります。

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重圧のかかる仕事の後

現代社会における代表的な原因は、やはり精神的なものです。
精神的負担のかかる作業をしている場合に、それを終えた後に片頭痛の症状が出やすくなります。

人は緊張状態にあるときは血管が収縮された状態にあります。
重圧から解放された結果、その血管が広がるために片頭痛が起こるようです。

月曜日から金曜日まで張り詰めた仕事を終えて、週末に片頭痛に襲われることもあります。
せっかくの休みが台無しですが、これは「心のリラックス」から起こる片頭痛なのです。

遺伝

少し意外に感じますが、片頭痛も体質があります。
家族や親族で片頭痛持ちが多ければ遺伝の可能性も高いでしょう。

その中でも母親から子供への遺伝の確率は高く「50%以上」だと言われています。

女性ホルモンのバランス

女性が片頭痛持ちが多い理由としては、女性ホルモンと片頭痛が関係しているためです。
月経中や月経前、排卵時に片頭痛の症状は起こりやすいと言われています。

環境の変化

気圧・季節・温度の変化から片頭痛が起こることも多くあります。
梅雨や台風の時期には片頭痛を訴える方が多くなりますが、これは気圧の変化が原因だとされています。

また人混みなどで片頭痛が起こる場合は、匂い・音・光が影響していると言われています。
日常から環境が変化するときに片頭痛は起こりやすいようです。

その他の原因

その他には睡眠・アルコール・空腹も原因となります。

睡眠では「寝すぎ」も「寝不足」も片頭痛の原因となりえます。

アルコールの摂取が片頭痛を引き起こすこともあります。
特に赤ワインなどポリフェノールを多く含んだアルコールでその傾向は強くみられます。

空腹と片頭痛の関係は、血糖値が下がることが原因です。
これについては「健康的な生活を送りましょう」ということですね。

避けられない原因もありますが、心当たりのある原因がある場合は「片頭痛になりにくい環境」になるべくいたいですね。
また原因により片頭痛が起こりやすい時期も推測できますので、頭痛薬などは準備しておきたいところです。

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