楽器にスポットを当ててクラシック音楽を楽しむテーマ、今回はサクソフォン(サックス)編です。
サックスは人の名前で、アドルフ・サックスが発明したのでこの名称が付いています。
アドルフ・サックスはベルギー人の楽器製作家で1840年代にこのサックスは発明されました。
比較的新しい楽器というわけですね。
皆さんもご存知の通り、クラシック音楽だけではなくジャズやポップスなどでも大活躍する楽器です。
金属製ですが木管楽器と同じ演奏方法なため、木管楽器に分類されています。
ソプラノサックス、アルトサックス、テナーサックス、バリトンサックス、バスサックスと音域や音色に合わせて様々な種類があります。
これでも種類は少なくなった方で、初めの頃は14種類もあったそうです。
ここではサクソフォン(サックス)が楽しめるクラシック音楽の名曲をいくつか紹介したいと思います。
サクソフォン(サックス)の音色が楽しめるクラシック音楽の名曲
グラズノフ「アルト・サクソフォーンと弦楽オーケストラのための協奏曲」
「アルト・サクソフォーンと弦楽オーケストラのための協奏曲」はロシアの作曲家であるアレクサンドル・グラズノフによる作品です。
作曲年は不確かで1934年~1936年と言われています。
サックスは新しい楽器であるため、古典派・ロマン派のいわゆる「クラシック音楽らしい作品」で使われることが少ない作品です。
そのためこの作品はサックスプレーヤーにとっても貴重な作品だと言えます。
イベール「アルト・サクソフォーンと11の楽器のための室内小協奏曲」
この作品はイベールが1935年に作曲したもので、彼にとっても初めてのサクソフォーンの作品でした。
イベールはフランスのパリで生まれた作曲家で、1955年から1957年までパリのオペラ=コミック座の監督も務めています。
フローラン・シュミット「伝説」
「伝説」はフランスの作曲家であるフローラン・シュミットが1918年に作曲した作品です。
フローラン・シュミットはパリ音楽院でマスネやフォーレから音楽を学んでおり、作曲家としての名誉であるローマ大賞も1900年に受賞しています。
この作品はアメリカのサクソフォーン奏者エリーズ・ホールの依頼により書かれました。
ちなみにヴァイオリン独奏版、ヴィオラ独奏版もあります。
この作品もレパートリーの少ないクラシックサクソフォーン奏者の中では重要なレパートリーとなっています。
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