楽器にスポットを当ててクラシック音楽を楽しむテーマ、今回はトロンボーン編です。

伸び縮みするのが特徴的なトロンボーンですが、歴史は古く15世紀中頃からあると言われています。
宗教曲で使われるイメージの強かったトロンボーンですが、ベートーヴェンの「運命」を機に様々な音楽で使われるようになりました。
「運命」は交響曲において初めてトロンボーンが使われた作品で、ベートーヴェンはその後も「田園」や「第九」でもトロンボーンを使用しました。

ちなみにトロンボーンがどこまで伸びるかというと、テナートロンボーンの場合だと約60センチほどまで伸びます。

ここではトロンボーンが楽しめるクラシック音楽の名曲をいくつか紹介したいと思います。

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トロンボーンの音色が楽しめるクラシック音楽の名曲

モーツァルト「レクイエム」第4曲 トゥーバ・ミルム


モーツァルトの「レクイエム」は彼の死の直前に書かれた作品です。
作品が完成する前にモーツァルトは息を引き取り、弟子のフランツ・クサーヴァー・ジュースマイヤーにより補筆完成されました。
ヴェルディ、フォーレの作品とともに「三大レクイエム」と呼ばれています。

依頼主が謎だったことから、「依頼主は死の使者だった」といった多くの伝説が語られていますが、近年の研究により依頼主は判明しています。
依頼人はフランツ・フォン・ヴァルゼックという名で、他人に作曲を頼み自分の作品として世に出していたとんでもない人物でした。
モーツァルトの時代にも佐村河内のような人物は存在したのですね。

ロッシーニ「泥棒かささぎ」序曲


ロッシーニの「泥棒かささぎ」は1817年に作曲されたオペラです。
「セビリアの理髪師」「チェネレントラ」など数多くの名オペラを書いたロッシーニらしい美しい音楽のオペラです。
残念ながら全幕を上演される機会のほとんどないオペラですが、このオペラの序曲ではトロンボーンは重要な役割を果たしています。

日本で演奏されたのは最近の話で、2008年に藤原歌劇団により東京文化会館で演奏されました。

ラヴェル「ボレロ」


ラヴェルの「ボレロ」は1928年に作曲されたバレエ音楽で、テレビ番組などでもよく使われる音楽ファン以外にも馴染みのある曲です。
あまり知られていませんが、この音楽にはストーリーがあり、セビリアの酒場が舞台で踊り子のダンスに合わせて次第に酒場の皆が踊り出す内容です。

その曲調から「世界一長いクレッシェンド」という異名も持っています。
こちらの映像はヴァレリー・ゲルギエフ指揮、ロンドン交響楽団の演奏によるものです。

シベリウス「フィンランディア」


シベリウスの「フィンランディア」は1899年に作曲された作品で、彼を代表する作品です。
第二次世界大戦で窮地に追い込まれていたフィンランドに人々を奮い立たせた作品として有名で、現在でもフィンランドの第二の愛国歌として歌われています。

「やすかれわがこころよ」という讃美歌はこの音楽に歌詞がつけられたものです。

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