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松本駅の観光と言えば、松本城が当然筆頭に上がります。
そして、松本城の他にも松本市立博物館や重要文化財の旧開智学校なども松本駅そばにあります。
少し穴場ですが、今回は松本市時計博物館を訪れました。
メジャーな博物館ではありませんが、様々な時計が展示されており時計に余り興味がない人でも楽しめる博物館だと感じました。
今の時代の時計は30万年~150万年に1秒しか誤差は生まれないそうです。
ここにはそれまでに至ったたくさんの時計を見ることが出来ます。
新旧たくさんの時計が展示
この博物館には新旧たくさんの時計が展示されています。
またここにある時計の特徴は、「すべて動いている」ということです。
これはこの博物館に多くの時計を寄贈された本田親蔵さんのこだわりなのだそうです。
本田さんは時計のコレクションをしていただけでなく優れた技術者だったそうです。
館内には本田さんが作られたローリング・ボール・クロックも展示されています。
かつての携帯時計は大きかった!?
1927年にマリソンが水晶時計を発明してから、時計の技術は飛躍的に向上しました。しかし、水晶時計ができた当初はまだ小型化は至難の業だったようです。
写真の右下が携帯用水晶時計です。
携帯電話が、できた当初はかなりサイズが大きかったように時計もそうだったのですね。
振り子時計はアイデアの宝庫
館内にはたくさんの振り子時計が展示されています。ここの写真のコーナーには様々な変わった形の振り子時計がありました。
定番のフクロウの時計はもちろんのこと、フライパンを使ったものやとても動きの凝った振り子時計がいくつもあります。
江戸時代の時計も多く展示
今では見る機会のほとんどない漢字で書かれた江戸時代の時計も展示されています。日本にはキリスト教宣教師として有名なフランシスコ・ザビエルが機械時計を伝えたのをはじめ、戦国大名には西洋諸国から時計がプレゼントされていました。
また江戸時代になると専門の時計職人を幕府や藩は抱えるようになりました。
またその他にも写真で見られるように、西洋と同じように数字で書かれている時計も江戸時代から存在したようです。
定番の大きな古時計も
珍しい時計も展示されていますが、定番の大きな古時計も展示されています。こちらの写真は19世紀のフランスのグランドファザー・クロックです。
まさに歌に出てくる「おじいさんの時計」のようですね。
「丁度」の時刻の博物館は圧巻
この博物館を訪れたときに是非オススメしたいのが、丁度の時間をまたぐことです。
丁度とは、「10時ちょうど(10:00)、11時ちょうど(11:00)」のことです。
丁度の時間になると、館内にある時計たちが一斉に鳴りだします。
様々な時計の時刻を知らせる鐘の音はとても興味深いものです。
日本の時計から海外の時計まで、古い時計から現代の時計まで、大きさも様々な時計がそれぞれ異なった音色で時刻を知らせてくれます。
大きい時計の鐘の音は響きがとても豊かで、その鐘の音を聴くだけで心が踊りました。
大人300円、子供150円の価値は十分にあると思います。
松本駅周辺へ訪れたときには是非たちよってみてはいかがでしょうか。
※月曜日(祝日の場合はその翌日)・年末年始は休館日