「10番街の殺人(Slaughter on Tenth Avenue)」はベンチャーズ (The Ventures)を代表する曲の一つです。
ベンチャーズ (The Ventures)は、1959年に結成されたアメリカのインストゥルメンタル・バンドで、日本では特に人気の高いバンドの一つです。
1962年の初来日以来、日本との縁が深く、1966年の加山雄三の「君といつまでも」のカバーでさらに日本では良く知られるようになりました。
もちろん名声は世界的なもので、2008年にはロックの殿堂入りも成し遂げました。
ここでは「10番街の殺人(Slaughter on Tenth Avenue)」のオリジナルの他に名カバーも紹介したいと思います。
ベンチャーズの10番街の殺人
まずはオリジナルのベンチャーズ (The Ventures)による「10番街の殺人(Slaughter on Tenth Avenue)」です。
今から50年も前の1966年の来日公演による映像です。
ロンドン祝祭管弦楽団の10番街の殺人
こちらはロンドン祝祭管弦楽団 (London Festival Orchestra)による「10番街の殺人(Slaughter on Tenth Avenue)」です。
ロンドン祝祭管弦楽団はレコード会社のデッカによって1950年代に設立されました。
ポップミュージックを扱うオーケストラとして世界的にも評価の高いオーケストラです。
指揮は地元ロンドン生まれのスタンリー・ブラック(Stanley Black)で、彼は1960年代に東京交響楽団を指揮を指揮したこともある人物です。
ミック・ロンソンの10番街の殺人
こちらはイギリスの名ギタリスト、ミック・ロンソン(Mick Ronson)による「10番街の殺人(Slaughter on Tenth Avenue)」です。
「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」で第41位(2011年)に輝いたミュージシャンで、デヴィッド・ボウイのレコーディングやライブでも活躍しました。
その後はモット・ザ・フープル、ボブ・ディランと共にプレイするなど素晴らしい音楽を多く残しました。
Charの10番街の殺人
最後は日本を代表するギタリスト、Char(チャー)による「10番街の殺人(Slaughter on Tenth Avenue)」です。
日本では説明不要のミュージシャンミュージシャンですが、Charは1970年代後半より世良公則&ツイスト、原田真二のと共に「ロック御三家」と呼ばれ人気を博しました。
近年では奥田民生、山崎まさよしとのユニット「3人の侍」が記憶に新しいです。
(※2011年には斉藤和義も加わり「4人の侍」となっている)