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「Every Breath You Take(見つめていたい) 」は言わずと知れたイギリスのロックバンド、ポリス (The Police)の代表作です。
この曲は1983年にリリースされた5枚目のアルバム 「シンクロニシティー(Synchronicity)」に収録されており、その後シングルカットされイギリスでもアメリカでもチャート1位を記録しました。
またこの曲を作詞作曲したスティングは、1984年のグラミー賞で最優秀楽曲賞と最優秀ポップ・デュオ/グループを獲得しました。
しかしポリス最大のヒット曲となった「Every Breath You Take」ですが、ポリスはこのアルバムをリリースした後に不仲を理由として3年間活動を停止してしまいます。
ここではそんな「Every Breath You Take(見つめていたい) 」のオリジナルとカバーを聴き比べてみたいと思います。
ポリスの「Every Breath You Take」
まずはオリジナルのポリスによる「Every Breath You Take」です。
楽曲自体の美しさはもちろんのこと、スティングの優れた確かな歌唱力も必聴です。
ポリスは2007年にデビュー30周年を記念して再結成され、ワールドツアーがおこなわれました。
この映像はそのワールドツアーで2008年に来日し、東京ドームでおこなわれたライブの様子です。
パフ・ダディーの「Every Breath You Take」
パフ・ダディーことショーン・コムズ(Sean Combs)による「Every Breath You Take」はオリジナルに近いアレンジにラップをのせて聴かせてくれます。
コムズは頻繁に名前を変える人物で、ショーン・パフィ・コムズ(Sean Puffy Combs)、パフ・ダディー(Puff Daddy)、P・ディディ(P. Diddy)、ディディ(Diddy)と様々な名前を持っています。
また歌詞をゴーストライターに任せたことで話題にもなり、なにかとお騒がせな人物でもあります。
青山テルマの「Every Breath You Take」
青山テルマの「Every Breath You Take」はR&B色の濃いアレンジでしっとりと聴かせてくれています。
2012年にリリースされた青山テルマのカバーアルバム「MY COVERS」に収録されています。
一緒に歌っているのはアメリカ人でR&Bのジャンルで活躍しているブライアン・マックナイト(Brian McKnight)です。
マウリッツォ・ローリの「Every Breath You Take」
おしゃれなアレンジで聴きたのであれば>マウリッツォ・ローリ率いるRolli's tones Big Bandによる「Every Breath You Take」がオススメです。
マウリッツォ・ローリ(Maurizio Rolli)はイタリア人のベーシストでフレットレスベースを巧みに操ります。
前半は落ち着いたアレンジですが、後半からはビックバンドらしい華やかな音楽で盛り上げてくれています。
2CELLOSの「Every Breath You Take」
チェロによるデュオ・グループである2CELLOS (トゥーチェロズ)の「Every Breath You Take」は流れていくような美しい音楽が印象的です。
歌のメロディは当然チェロが演奏しているわけですが、人間の声と同じ音域を持つと言われるチェロだけあって、とても抒情的なメロディになっています。
2011年から度々来日し、テレビに出演したりCMに登場したりで日本でもお馴染みの二人です。