ドイツのオペラ雑誌「Opernwelt」は毎年「年間最優秀オペラ座(Kritikerumfrage der Opernwelt)」を選んでいますが、実は劇場だけでなく歌手も選んでいます。

今回は、そこで選ばれた歌手たちを紹介していこうと思います。

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オペラ雑誌「opernwelt」が選んだ賞

「opernwelt」はドイツの会社から1960年から出版されているオペラ雑誌です。
部数こそ多くありませんがドイツ国内だけでなく、他のヨーロッパ諸国でも読むことが出来ます。

この「opernwelt」が開催しているのが年間最優秀オペラ座(Kritikerumfrage der Opernwelt)です。
年に1回、50人のオペラ評論家によって選ばれます。
対象国はドイツ、スイス、オーストリアなどのドイツ語圏の国です。

そして年間最優秀オペラ座の他にも「合唱団」「オーケストラ」「歌手」などの部門があります。
今回は「若手歌手」の部門を紹介します。

歴代の「年間最優秀若手歌手」

歴代の「年間最優秀若手歌手」を見ていきます。
既に名声を手に入れている

2007/2008: フィリップ・ジャルスキー(Philippe Jaroussky)
1978年生まれのフランスのカウンターテナー歌手。

2008/2009: クリスティアーネ・カルク(Christiane Karg)
1980年生まれのドイツのソプラノ歌手。

2009/2010: Svetlana Ignatovich
サンクトペテルブルクの音楽院で学ぶ。
最近では「オネーギン」タチアーナ役、「蝶々夫人」タイトルロール、「トスカ」タイトルロールなどで出演。

2010/2011:ユリア・レージネヴァ(Julia Lezhneva)
1989年生まれのロシアのソプラノ歌手。
天使のように美しい声(ニューヨーク・タイムズ)、澄んだ音色(オペルンヴェルト)、完璧なテクニック(ザ・ガーディアン)と評される注目の歌手です。

2011/2012: アナ・ドゥルロフスキ(Ana Durlovski)
1978年生まれのマケドニアのコロラトゥーラソプラノです。
近年では、「椿姫」タイトルロール、「ランメルモールのルチア」タイトルロール、「リゴレット」ジルダなどで出演。

2012/2013: ディアナ・ハラー(Diana Haller)
1986年生まれのクロアチアのメゾ・ソプラノ歌手です。
近年では、「チェネレントラ」タイトルロール、「コジ・ファン・トゥッテ」ドラベッラ、「セビリアの理髪師」ロジーナなどで出演。

2013/2014: ハンナ=エリーザベト・ミュラー(Hanna-Elisabeth Müller)
1985年ドイツ・マンハイム生まれのソプラノ歌手。
2012年/2013年シーズンから2015年/2016年シーズンまでミュンヘンにあるバイエルン国立歌劇場の専属歌手として活動。

2014/2015: Elena Sancho Pereg
スペインのソプラノ歌手。
近年では「薔薇の騎士」ゾフィー、「リゴレット」ジルダ、「ドン・パスクアーレ」ノリーナでどで出演。
2013年には「ウエストサイド物語」でマリア役も演じた。

2015/2016: Elsa Dreisig
1991年生まれのフランスのソプラノ歌手。
近年では、「カルメン」ミカエラ、「ボエーム」ムゼッタ、「魔笛」パミーナ、「セビリアの理髪師」ロジーナなどで出演。

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今注目のソプラノが目白押し

男性は成熟するまで時間がかかるのか、選ばれた歌手はカウンターテノールを除きすべて女性歌手でした。
この中には既に名声を手にしている歌手もいますね。
9人中7人がソプラノ、残りの2人がカウンターテノールとメゾ・ソプラノです。

若手発掘を楽しみにしている方は、これらの若手女性歌手の今後の益々の活躍に期待してみてはいかがでしょうか。

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