秋と言えば食べ物がとても美味しい季節です。
まさに「食欲の秋」ですね。
「美味しい食べ物はたくさん食べたいけれど、できれば太りたくない」
と言うのは皆さんの本音なのではないでしょうか。
秋の味覚で太りにくい食材について、今回は取り上げてみたいと思います。
その中でもキノコについてお話しします。
キノコにはそれぞれに様々な効果があります。
例えば、
エリンギ:血圧を下げる作用
きくらげ:骨を丈夫にする
まつたけ:食物繊維をたくさん含む
えのき:食欲増進に役立つ。食物繊維も多く含む
などです。
エノキでダイエット効果アップ
キノコはカロリーが低く太りにくいですが、その中でも特に太りにくいキノコがあります。
まずオススメしたいのは「エノキ」です。
えのきは食物繊維を多く含みます。
食べた食感でも想像はつきますね。
シャキシャキします。
食物繊維には大きく分けると水溶性と不溶性があります。
えのきには不溶性の食物繊維が多く含まれています。
溶けませんので腸の中でも消化されないわけです。
腸は実は筋肉です。
筋肉は自分の意思で動かせる筋肉もありますが、腸の筋肉は動かすことはできません。
食物繊維をたくさんとることで腸の筋肉はたくさん動いてくれます。
無意識のうちにダイエットのための運動を始めてくれるのです。
腸の働きを活発にして、基礎代謝もアップするのですね。
他にも不溶性食物繊維を含むものには、アボカドやごぼうが挙げられます。
えのきはアボカドやごぼうに比べてカロリーも少ないので嬉しい食材ですね。
エノキの太りにくいもう一つの理由
エノキが太りにくい理由はもう一つ挙げられます。
それはキノコキトサンです。
キノコキトサン自体は胃の粘膜を保護するなどの作用があります。
キノコキトサンは油と一緒に食べたときに、油の消化粘膜からの吸収を抑えてくれる効果があります。
腸で脂肪に吸着し体外に排出させる働きがあるのです。
脂っこいものを食べても太りづらくなるわけです。
他のキノコに比べてエノキにはキノコキトサンが多く含まれています。
キノコキトサンの含有量(100gあたり)
・エノキ 0.27g
・エリンギ 0.14g
・マイタケ 0.12g
・シイタケ 0.08g
この量の比較を見てわかると思いますが、エノキに固執する必要はありません。
エリンギやマイタケでも効果は期待できますね。
ちなみにマツタケも不溶性食物繊維を多く含み低カロリーなキノコです。
体にはとてもいいですが、値段的には少し厳しいですね。
ダイエットにも肌にもオススメのマッシュルーム
他にも太りにくいキノコとしてマッシュルームも挙げられます。
マッシュルームには水溶性のビタミンB群が多く含まれています。
その中でもビタミンB3(ナイアシン)が脂肪の代謝には特に重要だと言われています。
ナイアシンは脂肪の代謝だけではなく、新陳代謝全体に関係してきます。
夏にいたんでしまった肌のシミやソバカス対策にも役立ちます。
もちろん脂肪の代謝にも役立ちます。
様々な意味でオススメなキノコですね。
女性には特に嬉しい食材でしょうか。
ちなみにナイアシンはかつお節にも多く含まれています。
キノコはダイエットと美容にはとても嬉しい食材ですね。
皆さんも日頃の食事の中で、キノコを積極的に取り入れてみてください。