書店に行くと、数多くの音楽系の教則本が並んでいます。
その中でもピアノの教則本は特に多くの種類があります。

つい多くの本が欲しくなってしまいますが、できれば自分に合った本でじっくりと勉強したいものです。

ここでは「スタジオミュージシャン厳選 すぐに使えるキーボード・バッキングまる覚え」の紹介をしたいと思います。

スポンサーリンク

「すぐに使えるキーボード・バッキングまる覚え」のオススメポイント

・楽譜が大きく見やすい。

・パターン毎にわかりやすくまとめられている。

・優れた模範演奏を参考にして練習が出来る。

・文章も簡潔でわかりやすい。

piano0120

「すぐに使えるキーボード・バッキングまる覚え」の気になるポイント

・完全な初心者には難易度が高い。

「ワンパターンなバッキングから脱出したい」ならオススメ本

この本はバンドでキーボードを弾く人にとっては、重宝する本になると思います。
数多くのパターンのリズムが載っていますので、自分の好きなパターンをいくつかマスターしてレパートリーにしたいところです。
キーボードがジャズのテイストを加えるだけでも、バンド全体の雰囲気を変えることもできます。

実践的なパターンが盛り沢山

同じコード進行でも複数のパターンが学習できますので、自らの演奏パターンの引き出しを増やすにはピッタリです。
とくにジャズやブルースの要素をバンドに取り入れてみたいなという方にはオススメです。
初心者だけではなく、パターンを増やしたい中級者の方にも十分満足できる内容だと思います。
ただパターンを覚えるだけでなく、実際のアレンジ・演奏で使えるパターンが多くありますので実践的に仕上がっています。

基本的なリズムパターンで苦戦している人の場合は、難易度が高いと感じると思います。
まずはスタンダードなパターンをマスターしてからこの本へ入ることをオススメします。

また一度は聞いたことのある定番フレーズも収載されています。
遊び心で曲中や冒頭に入れたいとき、ライブでの自己紹介などでも重宝できるフレーズです。

模範演奏が収録されているのも、嬉しいところです。
キーボードのリズムの肝は、やはりグルーブです。
楽譜通りに演奏するだけでなく、そのグルーブ感もマネできることは大きいです。
またカラオケも収録されていますので、練習も効率的にできます。

理論派には不向きか

この本は、どちらかというと「理論より体で感じよう」というタイプの本です。
一つ一つを分析しながら音楽を構築していくタイプの人には不向きかもしれません。

ただ反対に、「とにかく弾いて覚えて、感覚的にアレンジする」タイプの人には合っていると思います。

また収録パターンは多彩ですが、おしゃれなパターンの比率が多いです。
スタンダードなロックたポップスのみを必要とするキーボーディストには必要のないパターンも多く含まれているかもしれません。

キーボードの引き出しが増えるとバンド全体のアレンジパターンも広がります。
演奏パターンを増やしたいと悩んでいる人にはオススメできる一冊です。

スポンサーリンク