書店に行くと、数多くの音楽系の本が並んでいます。
どれを買えばいいか悩んで、長い時間書店にいた経験のある方も少なくはないと思います。
つい多くの本が欲しくなってしまいますが、できれば自分に合った本でじっくりと勉強したいものです。
ここでは「コード作曲法~藤巻メソッド~の紹介をしたいと思います。
「コード作曲法」のオススメポイント
・説明が端的でわかりやすい。
・解説と例が豊富なDVDを重宝する。
・コードの理論と実践が学べる。
「コード作曲法」の気になるポイント
・楽譜が読めない方はオススメできない。
・コード進行について全くの初心者の場合は難易度が高い。
・コード進行の作り方は学べるが、メロディーの作り方は学べない。
「コード進行から作曲が学べる」実践的な教本
この本は作曲を理論的に学ぶだけでなく、それを実践にも活用できる内容です。
例も多くあり、音源が付属しているのでより理解が深まります。
DVD付きが嬉しい
この本の特徴の一つは「わかりやすい説明」です。
そしてそれをより分かりやすくしているのがDVDです。
音楽を実際に「聴いて」コード理論を学ぶことができます。
音楽を文字で学ぶのと、耳で学ぶのでは大きな差だと個人的には思います。
また音声で講義も聞けます。
1度じっくりと聞いてみた後は、流し聞きでもいいので再生してみてください。
それだけでも、定着度が変わってくると思います。
実践と理論が両方学べる
本としては決して厚い方ではありませんが、「使える部分」が多く実際に作曲に役立つコード進行が多数あります。
初心者向けの本の場合、使えるコード進行ばかり羅列しているものもありますが、この本はそうではありません。
コード進行の作りまで解説がありますので理論的なところまで学習できます。
ポップスの王道のコード進行というよりは、おしゃれなコード進行の割合が多い印象です。
ですので、アレンジなどをする人にとっても役立つと思います。
初心者でも対応できる本にはなっていますが、やや深いところまで踏み込んでいる内容です。
コード進行を全く勉強したこのがない場合は、もう少し初歩的な本がオススメです。
ギターやピアノなどで、簡単なポップスのコードを弾いたぐらいの経験があれば問題ないと思います。
テンションの知識などは多少あるに越したことはありません。
初心者だと難しく感じることもありますが、しっかりと学習する意欲があれば少しずつ理解できるようになると思います。
メロディーは自分のセンスで
作曲について多くのことを学べますが、その上に乗せるメロディーの作り方は余り解説はありません。
メロディーの作り方は「あなたのセンス次第」ということです。
コードに乗せるメロディーの作り方を学びたい場合は、別途で学習する必要があります。
総合的に見て、作曲を勉強するにはとても優れた本だと思います。
コードを中心に作曲を勉強したい方は、是非活用してみてはいかがでしょうか。