「ミッシェル(Michelle)」は、ビートルズの曲で、1965年に発売されたアルバム「ラバー・ソウル」の7曲目に収録されています。
レノン=マッカートニーの作品ではありますが、実際ににはほとんどポール・マッカートニーの作品でリード・ヴォーカルもポール・マッカートニーが担当しています。
またこれほど有名な曲にも関わらず、アメリカでもイギリスでも実はシングルで発売されていない曲でもあります。
冒頭の有名なフレーズにはフランス語の歌詞が使用されており、ポール曰く「ジョルジュ・ビゼー風に書いた」曲だそうです。

ジョルジュ・ビゼーとは19世紀フランスの作曲家で、オペラの代表作としては「カルメン」「真珠採り」などが挙げられます。
「ミッシェル(Michelle)」は、カルメンの中で歌われる有名なアリア「ハバネラ~恋は野の鳥~」に似ている評論されることもあります。
ですがハバネラのメロディーは、厳密にはビゼーも他の作曲から拝借してきたものなので、そういう意味で考えると「ビゼー風」ではないかもしれません。

ここでは、ビートルズのミッシェル(Michelle)だけでなく様々なミュージシャンによるカバーを紹介したいと思います。
演奏するアーティストによって曲の雰囲気も変わってくるのも、カバーの楽しみの一つでもありますね。

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ビートルズのミッシェル(Michelle)

まずはアルバム「Rubber Soul (the U.S. Album)」よりオリジナルのビートルズのミッシェルです。
今までのビートサウンドとは印象が変わった横に流れる様な新しい音楽が印象的です。
アルバム自体もビートルズ屈指の名盤として知られており、彼らの音楽にも変化が見え始めている1枚です。

ザ・ベンチャーズのミッシェル(Michelle)

ザ・ベンチャーズのミッシェルは色気抜群のサウンドです。
艶のある甘い音色のギターで演奏されるメロディーが絶品です。
※こちらはメロディーがギターで弾かれており歌ナシの演奏です。

フォー・トップスのミッシェル(Michelle)

モータウンレーベルのコーラスグループであるフォー・トップス(Four Tops)のミッシェルは、ブルースのサウンドが加わり雰囲気抜群の演奏です。
このアルバムは様々なアーティストによるビートルズの楽曲が収録されています。
ロックピアノの神様であるファッツ・ドミノのLady madonnaも必聴です。

マット・モンローのミッシェル(Michelle)

マット・モンロー(Matto Monro)のカバーでは大人の雰囲気が漂ったミッシェルを聴くことが出来ます。
夜のバーなどでお酒を飲みながら聴くのにぴったりの音楽です。
このCDでは「Yesterday」「What A Wonderful World」「Georgia On My Mind」「Over The Rainbow」「Singin' In The Rain」「Maria (West Side Story)」Fly Me To The Moon (In Other Words)」「My Way」「Autumn Leaves」「Memory」など様々な名曲を聴くことが出来ます。
4枚組でこの値段ですので、1枚持っていいても損はしないと思います。

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