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「Candle in the Wind(キャンドル・イン・ザ・ウインド)」はイギリスのシンガーソングライター、エルトン・ジョン(Elton John)の大ヒット曲です。
彼のデビュー作にして代表作である「Your Song」と並んで世界中の至る所で聴くことが出来ます。
「Candle in the Wind」は元々は1973年にリリースされたアルバム「Goodbye Yellow Brick Road(黄昏のレンガ路)」に収録されていました。
このアルバム自体がイギリスでもアルバムでもチャートで1位を記録していますので元来有名な曲ではあったのですが、この曲をさらに有名にしたのがダイアナ元英皇太子妃への追悼シングルとしてリリースされたことでした。
原曲はマリリン・モンローへ捧げた曲でしたが、彼の作詞の多くを手掛けているバーニー・トゥーピンによって歌詞を変更しダイアナへ捧げられた曲になりました。
このダイアナへ捧げたシングル曲は、イギリスでもアメリカでもチャートで1位を記録しました。
ここではそんな「Candle in the Wind(キャンドル・イン・ザ・ウインド)」のオリジナルとカバーを聴き比べてみたいと思います。
エルトン・ジョンの「Candle in the Wind」
まずはオリジナルのエルトン・ジョンによる「Candle in the Wind」です。
こちらは2013年のライブ映像です。
日本にも度々訪れ、2000年に入ってからも2001年、2007年、2015年に来日公演をおこなっています。
現在69歳のエルトン・ジョンですが、もう1度元気なうちに日本でのプレイを観たいものです。
クレイグ・デイヴィッドの「Candle in the Wind」
イギリスの歌手クレイグ・デイヴィッド(Craig David)の「Candle in the Wind」はアコースティックギターでの歌唱でありながらも、原曲のイメージがしっかり残ったとても美しい演奏になっています。
彼は"キング・オブ・2ステップ"の異名を持ち、2000年にリリースされたシングル「フィル・ミー・イン」でイギリスチャートで第1位を獲得して以降多くのファンを魅了しています。
2006年には来日し、日本の音楽ファンを喜ばせました。
Amirの「Candle in the Wind」
Amirの「Candle in the Wind」は雰囲気をガラリと変えて現代風にアレンジされています。
Amirは1983年にパリで生まれイスラエルで育ちましたが、実は最近までは音楽に溢れた生活とはいえませんでした。
歯医者だった彼ですが、2013年のオーディションで才能を認められたそうです。
決して重たい声ではありませんが、低音の響きが豊かで、かつ明るくて美しい音色を持った声に魅了されます。
2CELLOSの「Candle in the Wind」
こちらはチェロによるデュオグループの2CELLOSの「Candle in the Wind」です。
歌わなくメロディはもちろんチェロが担当しており、とてもシンプルで甘い低音の響きが堪能できるアレンジです。
言葉や感情まで伝わってくるようなチェロの音色が堪能できます。
2012年にリリースしたアルバム「In2ition」に中に収録されています。