今回は「月島」の外国人向け観光ガイド翻訳編です。
海外からの観光客が増えた昨今、外国語で書かれた観光ガイドは多数存在します。
外国人観光客はどのような情報を見て、日本のどこに行くのか決めているのでしょうか。
そこで、海外の観光ガイドを翻訳してみようと思いました。
外国人がそれぞれの観光地をどのように見ているのか、また、どのように書かれているのかに興味を持っていただければと思います。
月島はMoonとIsland
漢字の意味を説明してあるのが、「外国から見た日本」という印象を強く受けます。
外国人にとって漢字はとても興味深いものなのでしょう。
参考日本語訳
ツキシマはMoon(月)と Islando(島)という文字でできており、東京湾の中に人工的に作られた島です。
月島は「古い街並み」が味わえる
月島が再開発が進められていること、古い街並みがあることなどが書かれています。
月島を訪れることがないと私たち日本人でも知らない情報です。
参考日本語訳
月島は、ここ数十年間の間で再開発が進められてきました。
しかし裏通りを歩いてみると、今日でも東京の古い街並みの雰囲気を感じられる場所が残っています。
その中でも特にオススメしたい場所は住吉神社の周辺です。
海外でも月島といえば「もんじゃ」
「月島=もんじゃ」は私たち日本人が持つ印象です。
海外からの観光ガイドでももちろん「もんじゃ」は紹介されています。
参考日本語訳
月島は何といっても「もんじゃ焼き」が有名です。
もんじゃ焼きとはシーフードや、肉、野菜などの様々な材料が混じり合った少しドロドロのパンケーキのようなものです。
もんじゃ焼きを食べたいのであれば「西仲通り」へ行ってみましょう。
そこには多くのもんじゃ焼き屋さんが立ち並んでいます。
月島駅から歩いていけますのでオススメですよ。
佃島は「佃煮の発祥」
月島(かつての佃島)で佃煮が生まれたことは初めて知りました。
また江戸から続く歴史ある佃煮店が存在するのも驚きでした。
参考日本語訳
月島の側にはかつて「佃島」と呼ばれた島がありました。
この佃島で「佃煮」は生まれました。
佃煮とは醤油や酒で小さく切った何種類かの材料を保存できるようにしたものです。
食べ方は、ご飯の上にのせて食べるのが一般的です。
佃煮には様々な種類がありますが、典型的な佃煮は魚や海老などの魚介類や海藻、牛肉、イナゴが入ったものです。
佃島には江戸時代から続く歴史のある佃煮屋さんが3つも存在します。
そのうちの一つは佃煮を初めて売った店とも言われています。
感想/まとめ
もんじゃ焼きをパンケーキと表現しているところがなんとも面白いですね。
正しくは「runny pancake」と書かれていました。
runnyとは「<ソースが>たれやすい、ゆるい」などの意味です。
もんじゃ焼きを外国人の視点から正確に説明することは難しいのかもしれません。
パンケーキだと想像してもんじゃ焼きに行くと、きっとそのギャップに驚くことでしょう。
また佃煮の発祥がここにあることも初めて知りました。
江戸時代から続く老舗がいくつも存在していることももちろん知りませんでした。
月島を訪れる機会があったらもんじゃ焼きだけではなく、佃煮も勝って帰りたいところです。